つみたてNISAの基礎知識
今回のテーマは……
・つみたてNISAの基礎知識です
最近わりと色々なところで聞くようになった制度です。
比較的安全に投資をしてほしい。という考えのもと国が作った制度なのでかなり初心者向けのものとなっております。
・つみたてNISAの基礎
つみたてNISAとはつみたてNISA口座を開設にしてそこに投資信託を購入して入れていく方式です。
年間40万円まで。買えるのは厳選された投資信託のみ。
という制限があるかわりに購入した投資信託は20年間も非課税で売却することができます。
年間40万円なので月間だと約3万円。
月1円から始めることもできますし月間の購入金額を上げることもできます。
9月から始めたけど全額使い切りたい、という人でも大丈夫です。
しかし年間の40万円までの部分を増やすことはできません。
使わなかった枠は繰越できずに消滅してしまいます。
また20年間の非課税期間がありますがそれより前に売却することも可能です。
・つみたてNISAはどれぐらいお得?
一般的な株の売買だと利益にたいして20%の税金を支払う必要があります。
最近だとこの税率を上げようという話もあります。
つみたてNISAの場合は非課税なのでこの20%も自分の利益になります。
10万円の利益でも2万円の差が出てくるので大きな違いです。
・つみたて方式について
つみたてNISAは経済的にも心理的にも安全に取引できるよう名前のとおりつみたて方式を前提とした制度です。
購入できる金額が40万円までと決まってますので一度に大きな金額を使うことはできません。
また買ったものをすぐに売却することも推奨しておらず数年、十数年かけて資産を作っていく。という考えで利用するのがおすすめです。
ドルコスト平均法とはどんな価格でも一定期間ごとに購入することにより購入価格を安定化させて経済的にも精神的にもゆとりをもたせるためのやり方です。
例えば一括購入(100万円)が次の月には半分になってしまったらかなりきついと思います。その後に戻る可能性もありますがさらに落ちる可能性もあり耐えきれなくなって-50万円で売却してしまうかもしれません。
一方つみたて方式ですと安くなっても前回と同じ金額で買うことになります。
つまり安くなった分だけたくさん買うことができる。
と暴落時にも安心感が持つことができ余裕を持って資産形成をすることができます。
下がってもたくさん買えてラッキーと思えることが最大の強みです。
・ほったらかしで運用できる
投資はチャートやニュースなどとにらめっこしてするもの。
というイメージはあると思います。実際に通常の株の売買やFXですとチャートから目を離せずに時間ばかり使ってしまうことも多いです。
つみたてNISAは一度購入設定をしてしまえばあとは自動で毎月購入してくれますのであとはほったらかして待ってるだけで大丈夫です。
投資を勉強する時間がない。チャートを見るのは大変そう。
という人でも投資ができるようになっています。
・厳選された投資信託
つみたてNISAで買えるのは一部の投資信託のみです。
価格の変動が激しい個別株や手数料が高額、長期運用に向いていない投資信託などは買えないようにはじかれているため初心者でも安心して購入することができます。
何を買えばいいのか分からないという人はアメリカ株の平均値と同じように動eMAXIS Slim 米国株式や楽天・全米株式インデックス・ファンド。日経平均と同じように動くeMAXIS Slim 国内株式。といった指数と連動するものがおすすめです。
このような指数に合わせて上下するものをインデックス型投資信託。投資会社が選んで作ものをアクティブ型投資信託といいますが基本的にインデックス型の方が手数料が安くて長期的な成績もいいです。プロでも平均値に勝てないのが投資の世界。という実情があります。
・まとめ
つみたてNISAは初心者でも安心して始めれるように作られたお得な制度です。
とりあえず投資を始めたい。という人はとりあえずつみたてNISAをやって物足りなくなったら他のをする。という流れがいいと思います。
私も少し前から初めて月1万2000円ずつ購入しています。
性質上、1年で大金持ちに!ということはありませんので十年後に少しでも増えてたらいいなという感じでのんびり投資をやっていきたいです。